鹿児島2日目、いよいよvolcano08最終日。
この日最初の爆音を鳴らしたのは鹿児島ゼロ世代「地盤沈下」アヴァンギャルドさとポップさがジェットコースターの様に押しよせるLIVEは満員のSR HALLをサイケデリックに染める。核弾頭としてイベントオープニングを飾ってくれた。

歓声で迎えられたイベントのOpeningVに続き「START!」の文字が映し出されると同時にスタートしてくれた「8otto」
過去2回のvolcanoのオープナー「フラカン」「スクービー」とはまたひと味違った最高のオープナーとなったのでは?だってLIVEの度に良くなる今の「8otto」の先には確実に「世界のロック」っていう地平が見えますもん。

そしてSR HALLでは、この日の為だけに東京から20時間近くかけてやって来てくれた「riddim saunter」そのメンバーからの気迫に対し、volcano史上最速の「入場規制」というオーディエンスからの最高のリアクション!こちらも「8otto」とは違うが確実に「世界のロック」と地続きのカラフルなサウンドでSR HALLを染める。

2年連続の出演となった地元バンド2つ。先にスタートした「Lubic cave house」今年はCAPARVOで見たいと思った主催者からの期待を裏切らず、確実に全国で聴かれるべきポテンシャルを披露。前々回このポジションで出演した「Fat Prop」が大きく飛躍した様に、今年はさらに遠くまで行って欲しい。
そして会場こそ一緒だが出番は一つ後ろとなった「ココロイロトリドリ」は「強い唄」を大事に鳴らすバンドサウンドが、昨年より遥かにたくましくなった。今年はもっともっと多くの人に聴いてもらいたい。
どちらの2バンドも、1年前のvolcanoの時のセットリストをアップグレードできて居る事が何よりも楽しみにさせてくれる。

下馬評で注目度一番だった「ミドリ」まさしく予測不能。圧巻のLIVE、そしてパフォーマンス。冷静に考えてあれだけのパフォーマンス(ドラムセットを全てフロアーへ投げ入れたりするの)がしっかりとエンターテイメント、LIVEとして成立している事。それが何より一番の事件ではないですか?

そんな「ミドリ」の中スタートを切りながらも「入場規制」となった「アナログフィッシュ」ツアーの度に鹿児島には来てくれて、そのツアーが空いた為に随分久々の鹿児島LIVEとなったが、相変わらずの3ピースとは思えない「バンドハーモニー&コーラスワーク」はもちろん健在。嬉しい「新曲」まで披露。こりゃ早く音源作って、またツアーで帰ってきてもらわないと。

我が上司吉村曰く「憧れです」の言葉が物語る様にロック伝説の一人である「佐藤タイジ」の初鹿児島LIVE。脇を固める豪華サポートメンバーも含め、その動きが、音が、全ての重みが違いました。好奇心と羨望のまなざしを受け輝くロックスター。ホントに居るんですね。

そしてSR HALLのトリ「FRONTIER BACKYARD」過去のvolcanoアンケートにも数多くリクエストがあったので、念願だった人も多かったのでは?その興奮を物語る様にSR HALL最高震度を次々と記録!3曲もサービスしてくれた後も鳴り止まないアンコールにステージに登場したのは、何と東京からLIVEを見に来てくれたFed Music ATSUSHI(Ba)とriddim saunter。そして一本締めで打ち上がり!

アンコールの鳴り止まないSR HALLの模様が映し出されたスクリーンを見上げる4人。ゆっくりとスクリーンの幕がしまり、BGMが落とされると「曽我部恵一BAND」のLIVEがスタート。
前々回のトリ前では無く今回は大トリ。セットリストを組まず、衝動のままにステージやフロアーへ飛び込み、時にスピーカーにまでよじ登る。全身全霊でこの瞬間に響く音を鳴らすLIVEは、volcano06で共演した「Guitar Wolf」との幸せなロックなシンクロを感じずにはいられません。最後の最後「volcano08」結果4日間全ての最後の曲となり、今回のアンセムを決定づけた「魔法のバスに乗って」のアンコールまで。たくさんの出演者を含む満員のCAPARVO HALLを満天の笑顔にした。

今回も最高の瞬間に溢れたイベントとなりました。
全ての出演者、関係者、そしてお客さま、ホントにありがとうございました。

SR Factory

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